LiNaDiary

備忘録的日常ブログ

家族が減るということ

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祖母が肺がんで余命宣告をされたと母親から聞きました。

もう83歳で軽中度の認知症も患っていることから体力的、

年齢的にもそうだけど手術をすることによって麻酔から

醒めないかも知れないし手術中に・・・ってこともあるかも。

でも一番は醒めたところで私たち家族を家族だと認識

出来ない、いわゆる「どちら様」状態になるのが明確だと。

認知症といっても薬も飲んでるし今はまだトイレも一人で

行けるしコーヒー作ったりゴミ捨て行ったり日常生活は

問題無く出来てるけど手術をしたら確実に認知症が進んで

寝たきりになってしまうとも言われたそうです。

進行ガンでかなり進んでるらしくまわりと癒着もしてる

みたいで一度の手術で取り切れない、若しくは開けてみて

ダメそうなら何もせず閉じるとも言われたようなので

開けてダメなら閉じるギャンブルみたいな手術にかけて

認知症が進んで寝たきりになるくらいなら本人はまだ

元気で食欲もあるし何と言っても年齢が年齢なのでこのまま

時の流れに身を任せて最期の時期になるまで入院もせず

自宅にいてもらって食べられるうちに好きなものを食べて

私達に会ったりどこかへ出掛けたり・・・という方法を選択した

みたいですが・・・先生の話ではあと3ヶ月もすれば徐々に

食欲が落ちてきて何も食べられない状態になるのでそしたら

入院してあとはモルヒネで痛みを抑える緩和ケアをして

最期を迎えることになるでしょうとのことらしいです。

GW明けあたりに入院って感じになるのかなと予想してます

自分が歳をとればとるほど家族が減っていく。

この先もう増えることはないけど減ることは増えていく。

義父はもう何十年も前にやっぱり肺がんで他界してるので

もう居ませんが義母も75歳なので・・・そう遠くない未来に

って思うと。。。やっぱり寂しいですね。家族がポツポツ

いなくなること以上の悲しみや寂しさってないと思う。

祖父は12年前に亡くなりましたが未だに夢に出てきます。

元気だった頃の姿で夢に出てきてくれるのでそこが救い。

最期も苦しまず眠るように亡くなったので苦しい思い出では

無いけど、どうせ夢ならピンピンで出てきて欲しいです。

所詮、夢は夢だし寝てる時くらい元気に生きてた頃の

姿で出てきて欲しいしそういうところが見たい。

祖父にはあんなに大事に大切にしてもらったのに十何年も

経つと忘れてしまうんですよね、色んなことがどんどん

過去になって記憶も薄れていってしまう。決して忘れた

わけでは無いし絶対に忘れはしないけど薄れていく。

今はもう顔も何となくしか思い出せないし声に関しては

全く思い出せないです。どんな声してたか分からない。

写真は撮ってあるから見れば分かるけどビデオは無いから

一生、肉声を聞くことが出来ないし聞く術もないです。

こうやってどんどん記憶が薄れていくのが寂しいけど

薄れていくからこそ普通に生活出来てるとも思う。

毎日のように何十年も思い出してたら気が持たないと思う。

出来ることなら家族との永遠の別れは経験したくないですね